2009年12月4日金曜日

20年前から言っていた事2 世界宝探し協会   (現代版)



ゲームをディスプレーの中だけでなく外部の現実世界と結びつけて楽しもうという試みが世界中で動き出しているらしい。
代替現実ゲーム(Alternate Reality Game)」と呼ばれるのだそうだ。
ゲームのルールは単純で「宝物」(キャッシュと呼ばれる)を隠すプレーヤーとそれを探すプレーヤーがいて、GPSとインターネットを使って宝探しを楽しむとのこと。

公式サイトによると現在、世界中に隠されたキャッシュの数は95万にも及ぶらしい。英語サイトなので日本ではマイナーらしいが、国内に3281のキャッシュがあるという。東京だけで557もあり、一部で人気が出始めているらしい。また沖縄にも409はあるという。

実は私も20年前に個人的に「世界宝探し協会」なる任意の団体を作っていた。
その当時のコンセプトは全く他人にはわかってもらえなかったが、現在ならば理解してくれる方も少しは増えている様な気がした。
当時の私のコンセプトは「自然や観光地を大切にしながら、個人の宝(=旅行の思い出)を他の人にもたどってもらうゲームである。
一般的に「宝=財宝(お金に換算できる物)」と捉えられることが多いと思うが
私の場合は「宝=人間の思い出(心に残るお金には換算できないもの)のアイテム」と位置づけていた。
「人間の最後に残る物は何?」と考えた時、お金より思い出ではと直感的に思ったからという単純な話なのですが(あの世にお金は持って行けない)

それだけでなく、この宝(思い出)を他の人にも享受してもらえればという発想で宝を埋める人(思い出を残す人)とヒントを手がかりに宝を探す人(思い出をたどる人)を皆がその時々で代わっていけばよいのです。
簡単な話として「宝(旅の思い出)を世界中の人達で共有する手段」を求めていただけなんです。
実際ヨーロッパやアジアの一部,オーストラリアなどに今も宝は埋まっています。

ITと融合した現代版の「世界宝探し」今後の展開を期待しています。
やはり20年前から比べれば夢の時代なんだと感じる今日この頃です。

K