お金を生む戸建て住宅

いよいよ民主党の政権交代による改革が始まります。
実現できるか否かの確率は未知数ですが、うまく行かない場合は、今後の２０年から３０年先に起きる超高齢化社会の各種国民生活の 課題に対する準備が立ち後れる事となるのは必至です。

国民一人一人が日々関心を持ち「考え」「意見して」行かなければ ならない事だと思います。
今回は、民主党のマニュフェストにも載っている不動産（住まい）と 社会保障の関連に関する話題です。

私の提案は「お金を生む住宅（戸建て）」です。
これは戸建て住宅が将来お金を生む事が出来る様に事前に計画しておくというプランニングの事です。（将来、一部の部屋を他人へ貸す事を想定してあるプラン）

既存住宅やマンションでは、使われていない住宅や部屋の一部を他人に貸す等して、家賃を得るという再利用、再有効利用の提案はよくありますが、私の提案は「将来」「必要となった時に」「簡単に」「費用が最小限で」「家賃等が得られる」事を前もって準備してある戸建てのプランニングです。更に、最初のプランニング時にも最小のコストで作れる事を目指しています。

ほとんどの住宅を建てる方はこの様なお話しをしても「ピン！」と来られる方は少なく。「将来、必要になったら考えてやれば良い」と考える様です。ところが、実際は子供達も独立し、ご本人も高齢になった頃には、「改築するにも面倒（手間がかかる）」「費用もかかる」「工事中の不自由もいやだ」「希望の間取りが難しい」などで億劫になっているのが現状の様です。（手間とお金をかける気力を出すのは難しくなります）
実際、将来の事を若いうちから想像して準備をしている人は少なく、考えていたとしても「バリアフリー」などがせいぜいです。

私の提案は、更に応用ができると思います。これば、民主党が言っているリバースモーゲージなどの制度と組合せる事により社会的な貢献と個人資産の生前有効活用ができるものとなります。

事前に将来、他人へ貸す部分を行政に登録しておきます。貸しても良いと思う時期になったら行政に申し出て、入居あっせん、リフォーム工事補助などの支援をしてもらいます。（やらなくてもよいのです）
行政は、その部屋に他の高齢者をあっせんしたり、福祉関連のステーションとして借り上げる事も可能です。課題はあるとは思いますが、単なる戸建てが超高齢化社会の手助け（コミュニケーションの場）となり、個人としては「お金を生む」　ハイブリッドになる住宅は如何でしょうか？

K