少しだけ設計の中で普段といわれる標準な形からはみ出すと、構造計算が難しくなり、建築にかかる部材やコスト断然変わってしまいます。
無駄な空間や部材を除いて、できるだけシンプルに、整えた形で、不安のない構造に建築基準法に定められている。
そうして地球に優しい建築が作れると思われています。
いまの建築基準法に批判する気がないが、でも、そもそも複雑な基準が厳しすぎると、新しいことが生まれづらくなるのではないかと思います。
もちろん意匠設計と構造設計との連携プレーはとても大事だが、小さいプロジェクトでは構造計算で初期コストが掛かりすぎで採算が取れない可能性も出てきます。
だんだん自分たちにとってやりやすい方向に流されないようにも建築設計士たちは苦労していると思います。
日本の基準の厳しいことは建築界に限らず、医薬業界の新薬承認申請にも大きな壁となっているようです。新薬研究について日本の臨床コストが高いため、海外で臨床事件をするケースが増え、さらに、日本の基準で3~4年かかる申請手続きは海外で3~4ヶ月で通してしまうため、新薬承認申請も海外に移してしまい、日本で開発した新薬は日本の患者に恵まれない残念な結果になってしまうのです。
先人の知恵を生かすだけではなく、新しい時代に新しいものを作るチャレンジも時代の発展に欠かせないと思っています。
安心できる上、人の想像力やチャレンジ精神をなくさない、使いやすさを重視して、バランスを取れた基準づくりは大事だと思います。
Zoy
構造計算とは http://www.ishiduka-sekkei.co.jp/profile/kozo.htm#ka2
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