2009年5月18日月曜日

新型インフルエンザに学ぶ人間の行動心理!?それとも教育!?

関西方面を中心に新型インフルエンザの感染拡大が連日報道されています。

政府は「冷静に対処して欲しい」と言っていますが何をもって「冷静な対処」と言えるのか非常に難しい課題です。そこで、日々気になっている人間の行動心理の例で掘り下げてみたいと思います。

「入口に対して直角に並ぶ人間の行動習性」

駅前ATMなどは人通りのある通路に面していたりするので5人も並べば人通りに邪魔になってきます。ホームでは10人並べば反対側の黄色い線まで到達してしまいます。

斜めや横に皆が意識して並べは人通りの邪魔になる事なく簡単に解決する事が出来ますが、実際10中8、9は入口や乗車位置に対して直角に並んで人通りに迷惑な列をなしています。

希に、並びの軌道修正を試みる人がいて、その後ろの数名は、無意識で追従しますが、その後ろ数人であっという間に元の通り人通りの邪魔になる列になります。この現象が非常に自然に出来上がるのです。

この行動心理は無意識のうちに「安心」と「不安」と「客観的に考える」がせめぎ合いをしている様に感じます。

今、政府が「冷静に対処して欲しい」と言っていますが、もっと具体的に人間の行動心理を掘り下げた対処方法を誘導する説明が必要だと思います。

「意識的かつ客観的に考え行動する」これは、心理学の分野だけで解釈されるだけでは世の中に役に立ちません。

日本の教育の根幹に影響する生き方のエッセンスと言える事例ではないのでしょうか。

具体的な行動価値観として国民一人一人が癖を付ける位の事が必要ではないでしょうか。

「みんなでかかれば怖くない」では新型インフルエンザの思うつぼになってしまいます。

                                                       Kitaoka

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