2009年8月28日金曜日

自由度のある仮想空間


自分を見つめる変な経験

生まれてこの方ウン10年、自分が非常に小さい人間であるということをダイレクトに気づかされた事はなかった。これは、本当にショックな事だ!!

いや、自分も元々大きな人間であるとは思ってはいませんが、小さい人間であるということ突きつけられた事はとても大きな衝撃だったのです。

もし、「あなたは何をするのも自由です」というあり得ない環境に置かれたらどうしますか?  という問いです。

そこで初めて「全くの自由」には「自分自身の根底に問いかける重み(責任、価値観)が存在する」ことが実感できました。

その名も「Saints Row 2(セインツ ロウ2)http://gamesites.thqgame.jp/products/SaintsRow2/pc/
PlayStation3、Xbox360用ゲームソフトでクライムアクションゲームといジャンルに当たるそうです。このソフトは「ギャングの縄張り争い」を題材にしたアクションゲームです。

ギャング系バイオレンスゲームと聞いて私の品格を疑う方もあると思いますが、私は純粋な平和主義者です。その私がこの様なゲームをやってみたので不思議な化学反応が起きたのかも知れないです(言い訳?)

現実には「全くの自由」は存在しません。ただし、仮想空間ではかなり実感できる事がわかりました。(建築的な空間とは違いますが)

本当かどうかは、実際にやってみて下さい。このゲームそのものが小さいゲームなのか、やる人そのものが小さいのか百聞は一見にしかず!!あなたにはどんな化学変化が起きるのか。

因みに18禁(18歳未満禁止)の対象です。恐らくバイオレンス系で18禁なのでしょうが、私の感覚としては、ある程度人生経験がある大人が楽しむ自由度という意味で受け取れる様な気がします。

「自由」を題材に「想像力」が試せるソフトです。
(ゲームストーリーとは別の邪道な遊び方かも知れませんが)

久々に自分を見つめる事ができた事件でした!?何やってんだ俺っ!?
k

2009年8月26日水曜日

建築夜景写真

先日竣工した渋谷区富ヶ谷2丁目計画の夜景写真の撮影が終了いたしました。

雲が厚くなってきて綺麗にとれるだろうかと心配しておりましたが、タイミング良く、雲がきれて撮影することができました。

また現像でき次第、HPにも建築写真家(カ・ドーロ 佐々木氏)に撮影して頂いた写真をUP致します。

写真撮影も終わり、やっと一段落した感じです。。。

TEZUKA


2009年8月17日月曜日

Replace The Contents(リプコン)

みなさん、普段 愛着をもって使っている物はありますか?

携帯電話でも自動車でも、特に電気製品などは毎年新しい機種が出てきて、性能的にも進歩してしまい側(がわ/外身/器)のデザインや使い勝手は気に入っていても結局、買い換えなければならなくなる事が増えています

これは、どんなにリサイクルや環境対策といっても消費社会の延長線上にあり、 根本的な社会構造変化にはなっていません

そこで私の提案です
決して革新的なシステムとは思っていませんが、ある意味今の消費システムに大きなひねりを加えようとする考えです

Replace the contents(リプレイス ザ コンテンツ)
略称「リプコン」です

愛着のある側(がわ/器)はそのままで、中身(コンテンツ)を新しくする
これは単なる「Relpace」では、意味がありませんすなわち人間が使う道具なわけですから、使い勝手に配慮する事が伴わなければ絶対だめです

使い慣れたインターフェイスが伴うリプレイスです
自動車の様な人の命に関わるような道具は、ほぼ統一されたインターフェイスですが、意外にその他の製品は、ばらばらだと思います

結局の所、ユニバーサルデザイン(インターフェイス)を伴った側(がわ/器)を残しながら、中身の一新できる供給システムの事です

結構、供給側は大変かもしれませんが消費者には「愛着」と「使い慣れた」を身近に感じてもらいながら「最新」も享受できる、ひと味違った「環境対策」として提案させていただきます
幸いな事に中身は進化する毎に軽量化、縮小化されています

更なる国をあげてのインターフェイス統一も進めなければなりません

これは、私なりの「温故知新」の提案形です

高齢化社会へ向かう日本の課題としても掲げたいと思います

また、消費されるだけのデザインにも一石を投じる事になると思います

今後は住宅や建築にも取り入れたいと考えております




Kitaoka

2009年8月11日火曜日

十中八九「つまらない、わからない」でも     「すごい」映画

映画「Talk to Her」(トーク・トゥ・ハー)

想像力をフル動員しなくては見られない映画 

気を抜いて見ると全く理解できない、つまらない映画

観客を翻弄し、賛否両論を巻き起こすスペインの奇才

見る人を見透かした脚本、作者の全て想定内

脚本・監督:ペドロ・アルモドバル

観客に対して常に価値観の天秤がけを迫ります

脚本が非常に「巧み」です

作者の想定範囲の一番底を読みきる醍醐味があります

女性中心のストーリーが多いです
ハリウッド映画に飽きた人にはおすすめかもしれません
その他に「オール・アバウト・マイ・マザー」などが評価されています

そういえば最近、賛否両論、作者の想定で大騒ぎになり話題になった
ミス・ユニバース2009の日本代表の衣装がありますね

この映画の真逆の事例なのかも・・・



Kitaoka

2009年8月3日月曜日

想像する芸術

「芸術とは?」なんて今更、話題にしてすみません

芸術というジャンルは様々なものがありますが、視覚を伴って
感じる物が大半です(音楽は聴覚ですが)

以前「見る人の心の中で花開く芸術」もあると知った時は
結構な驚きでした

何の変哲もない1個のリンゴが台の上に置かれているだけで
一般的には、「芸術」とは言われることはないでしょう

想像する芸術

それは、「芸術(作品)はあなたの心の中で創られるのよ」
といわれている様な感じです

「台の上のリンゴ」が「芸術」になってしまう瞬間です

この「想像する芸術」を日本人で一番身近に実践している人が
「オノ・ヨーコ」さんだと思います

本当にすごい視点で「芸術」をとらえていると思います

少なくても「ジョン・レノン」というアーティストの 価値観を大きく変え、
名曲といわれる数々の作品にも影響を 与えたという事実が

「Imagine」

次回は「想像力をフル動員しなくては見られない映画」の 話です
その次は「小さい自分」の話です

Kitaoka