2009年7月30日木曜日

Google「未来のためのQ&A」(後日談)

7/28に投稿、投票が終わりました。


私の集計では当初通り


1.移民の雇用

2.宗教政党と憲法違反

3.竹島の領土問題

4.政治家・政策の評価方法

5.外国人参政権


になってます。(得票数がダントツです)ところが、ところが、結果は驚いた事に以下の質問に決まったとなっています。


1.安心して子供を産み育てることができる社会

2.誰もが、安心、納得できる年金制度と生活保護の問題点

3.外国人の雇用、外国人の参政権、移民政策 

4.後継者不足な農業、林業、漁業の施策

5.インターネットを活用した選挙活動の賛否


実際の得票に対して、googleが参加規約という名の下に検閲を再度して決定したとの事です。


これで、8/30の選挙の足しになったでしょうか?


天下のgoogleでさえ「検閲」せざるを得ない状況

選挙に関するミュニケーションサイトの課題は見えたのかも知れません!??

Kitaoka

2009年7月27日月曜日

ちょっとした物言い

最近の設計の中、大変苦労しているのは建物の構造です。

少しだけ設計の中で普段といわれる標準な形からはみ出すと、構造計算が難しくなり、建築にかかる部材やコスト断然変わってしまいます。

無駄な空間や部材を除いて、できるだけシンプルに、整えた形で、不安のない構造に建築基準法に定められている。

そうして地球に優しい建築が作れると思われています。

いまの建築基準法に批判する気がないが、でも、そもそも複雑な基準が厳しすぎると、新しいことが生まれづらくなるのではないかと思います。

もちろん意匠設計と構造設計との連携プレーはとても大事だが、小さいプロジェクトでは構造計算で初期コストが掛かりすぎで採算が取れない可能性も出てきます。

だんだん自分たちにとってやりやすい方向に流されないようにも建築設計士たちは苦労していると思います。

日本の基準の厳しいことは建築界に限らず、医薬業界の新薬承認申請にも大きな壁となっているようです。新薬研究について日本の臨床コストが高いため、海外で臨床事件をするケースが増え、さらに、日本の基準で3~4年かかる申請手続きは海外で3~4ヶ月で通してしまうため、新薬承認申請も海外に移してしまい、日本で開発した新薬は日本の患者に恵まれない残念な結果になってしまうのです。

先人の知恵を生かすだけではなく、新しい時代に新しいものを作るチャレンジも時代の発展に欠かせないと思っています。

安心できる上、人の想像力やチャレンジ精神をなくさない、使いやすさを重視して、バランスを取れた基準づくりは大事だと思います。

Zoy


構造計算とは http://www.ishiduka-sekkei.co.jp/profile/kozo.htm#ka2



2009年7月24日金曜日

Google「未来のためのQ&A」の試み

Google「未来のためのQ&A」の試み


院選の立候補予定者に対する質問をネット上で公募してビデオレターで回答をもらうという選挙に関するコミュニケーションサイトです。

7/24現在、ユーザー5000人程度。質問ジャンル12種類。質問4000件。質問に対する賛否票21万票。

各ジャンルから最も得票数の多い質問を 1 つ選び、その中から得票数上位5 つを「5つの質問」として立候補予定者に投げかける様です。

非常に面白い試みではありますが、理想と現実を痛感する有様です。

今後の推移では大きく変わるかも知れませんが、おおむね以下の質問がぶっちぎりで票を得ています。

移民の雇用

消費税の是非

高速道路を無料化

宗教政党は憲法違反

竹島が日本の領土

外国人参政権

外国人長期の不法滞在外国人の特別在留許可

皆さんはどう思いますか、私はこの上位の質問には1票も投じてはいません。

また、自分でも「未来のための」を考慮した質問を投稿してみました。自分の意見に賛否票が入る事に不思議な感じ(新鮮な感じ)がしました。

ちなみに、弊社「Mission for the Future」が今年のキャッチフレーズです。

                              
Kitaoka

2009年7月21日火曜日

準備

土曜日には雨が降った。(中略)
電話は鳴らず、だれとも話さず、静かに土曜はすぎていった。 
                        -藤原伊織-どもです。

今日は朝から現場でアンカーの引き抜き検査の立会いを行いまして、事務所に戻って、バタバタと所内活動しております。以上

で、なんというか、世間ではいろんなことがおこってまして、なんだか騒がしい日々が続いています。でも、騒がしいのは自分のせいだったりするわけでして、そういうのは、自分自身の準備不足だったりして。

もし仮に人間であることの終着点が死であるのであれば、準備ってのは生きているうちの姿勢であって、生きているうちに少しでも人(自分含)に対してやさしくあることが、自分にとっても他者にとってもうまい準備になるのじゃないかなと思うわけです。いろんな人が亡くなったり、藤原伊織の「ダックスフントのワープ」を読んだりすると、そんなことを考えるわけでして。

なかなか、うまくいかないですが・・・。

静かな時間を過ごしてみたいものです。

では。                   

           
 
塩漬中
S

2009年7月14日火曜日

いつもお世話になります。

有村(ありむら)です。

前回のブログにて、安易に「日記的」書き込みをしてしまいましたが、恥ずかしいことに、「ブログ」と「日記」の明確な定義を、私自身が理解出来ておりませんでしたので、改めて確認してみました。

確認元①フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ブログの始まりは、自分が気になったニュースやサイトなどのURLを、寸評つきで紹介した英語のホームページとされる。
現在、より頻繁に用いられている広義には作者の個人的な体験や日記、特定のトピックに関する必ずしもウェブに限定されない話題などのような、時系列で比較的頻繁に記録される情報についてのウェブサイト全般を含めてブログと呼称する。

確認元②IT用語辞典 e-Wordsブログとは、個人や数人のグループで運営され、日々更新される日記的なWebサイトの総称。
内容としては時事ニュースや専門的トピックスに関して自らの専門や立場に根ざした分析や意見を表明したり、他のサイトの著者と議論したりする形式が多く、従来からある単なる日記サイト(著者の行動記録や身辺雑記)とは区別されることが多い。

確認元③大辞泉《ウェブ上の記録を意味する「ウェブログ」の略》個人の日記などを、簡便な方法で作成し、公開することができるウェブサイトの総称。
パソコンだけではなく、携帯電話などを使って更新できるものもある。

①~③の中でも解釈が判れている様ですが、
①を正解とするならば
広義では日記可。
但し、本来のブログの在り方からすれば、弊社スタッフ「Zoy」のブログが一番近いと思われます。
②を正解とするならば
「日記(身辺雑記)」は「ブログ」とは異なる。
③を正解とするならば
「ウェブサイトの総称」という言葉が少し引っ掛かりますが、日記は可ということでしょうか。

現時点で定義が明確にできませんが、とりあえず、「広義で日記許す。」という方だけ、以下をご覧下さい。

自宅の庭に猫が頻繁に「糞」をして行きます。
猫が近づかないという市販の薬を購入し散布しましたが、効果は全くありませんでした。
(近日、提訴予定。)

次の策として、「100均」で「トゲトゲ」、「猫の顔の作り物」を購入し設置しました。
(写真の物です。105円×3=315円。)

あまり期待はしていません。

同じ悩みを抱えている方が多い様なので、もっと「画期的な策」を考え、世に出したいです。

いつの日か、住宅等の設計に取り入れたいシステムです。  
有村

2009年7月8日水曜日

家づくりについて思うこと(Kさんの場合vol.1)

私が某メーカーの設計社員だった頃の話。

施主のKさんと営業担当のIさんは相性が悪かった。

Kさんは、特に細かいタイプというわけではなかったが、思い入れのある部分については何が何でもご自身の意見を通そうとする傾向があった。

対するIさんはまだ若く、当初はKさんの要望に丁寧に対応しようと頑張っていたのだが、KさんがあまりにもIさんの言い分を聞こうとしないので、つい感情的になってしまうことがあった。

また、Kさんの希望する規模では、パックプラン(既成のプラン集にあるプラン。なぜか、フリープランよりかなり割安だった)を採用したとしても、予算との間に数百万円の開きがあった。

常識的に考えればまず契約は無理だと思われた。

しかし、結果的には契約が成立した。お互いの利害がかろうじて一致したのだ。

Kさんは、Iさんにもパックプランにも納得はいかないようだったが、元々希望していたメーカーであり、これから打合せが始まるインテリアでやりたいことをやればよいと思われたのではないだろうか。

一方のIさんも数ヶ月間契約が取れておらず、精神的にかなり追い詰められていた。

全ての仕様を最低ランクのものに落とした上で、上司に頼み込んでさらに数百万円の値引きをしたのだ。

ただ、お互い肝心なことはあいまいにしたままだった。

その後どうなったかはご想像の通り…あいまいにしていたことが次々に問題となって出てきた。残念ながら、竣工した家もそれなりのものとなってしまった。

利害が一致すれば仕事は成立する。また仕事であるから、好き嫌いに関係なく最高の結果を導き出さなければならない。

臨機応変に対応できるスキルが重要であることに異論は全くない。

しかし、こと「住宅」に関しては必ずしもそうではないと思う。

誤解を恐れずに言えば、いい家づくりをするための最も重要なポイントは、お互いの相性(単純な好き嫌いも含めて)ではないかと思う。

次回につづく。

Na

2009年7月1日水曜日

20年前から一人でぶつぶつ言っている事Vol.1 「宇宙建築論」

ようやく、宇宙時代も身近になって来た感があります。


私の世代では「本当のフルムーン旅行(月旅行)」はできそうもありませんが、もしかしたら大気圏脱出程度は可能になるかも知れません。時折、老後の全財産を処分して宇宙旅行をしてしまおうと衝動的に思う事も「ほらふき」の戯言ではなくなった時代です。


現在、国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士「若田光一」さんの宇宙ブログに、興味深いお話しがありました。無重力状態での空間認識に関する体験についてです。地上では重力があるため床、壁、天井という空間のよりどころが建築の基本的な構成要素ですが、宇宙ではあまりそれが意味をなさないという実体験とその感覚の変化についてです。


将来、宇宙空間で人間の営みが始まれば、宇宙船も「建築」の一部として考えられると思っています。「宇宙船」=「乗り物」ととらえる考え方もあるかも知れませんが乗船というより、何泊滞在という感じになることは多いでしょうから宇宙船にも建築の専門家の関与が必要だと思います。


「建築」の定義は、人間が居住、執務、継続的に使用する空間とそのハード(器)を作り上げる過程を意味します。既に、床、壁、天井にこだわらない(重力に支配されない)建築論の展開される時代が来ているのだと思います。


今現在、行われている宇宙での検証は地球人が宇宙空間で体験する空間認識の話ですが将来、宇宙で生まれ育った人間が地球に来るということまでは全く想定されていません。


これからの宇宙時代、地球の建築専門家は、インターナショナルであってもユニバーサルではない昔の専門家といわれない為にも。



CASE STUDY 建築宇宙

北岡